第三回 あるがままの状態でプレー、ストロークを行うこと(規則8.9.10)

[コースはあるがままにプレー]

この原則を守るために、

  • 止まっているそのプレーヤーの球のライ
  • そのプレーヤーの意図するスタンス区域
  • そのプレーヤーの意図するスイング区域
  • そのプレーヤーのプレーの線
  • そのプレーヤーが球をドロップ・プレースする救済エリア

これらの「ストロークに影響を及ぼす状態」は保護されます。

 

《上級》

その中で、その状態を変えることが認められていない行動と、状態を改善することが認められている行動がありますので、ここで整理します。

 

(1)認められていない行動

  • 生長または付着している自然物、動かせない障害物や不可分なものや境界線、ティーイングエリアからプレーするときのティーマーカーを、動かすことや曲げること、壊すこと
  • ルースインペディメントや動かせる障害物を所定の位置に置くこと
  • ディボットを跡に戻す、すでに戻されているディボットなどを押し付けたり無くすこと(コースの保護のためなら可)、穴や窪みや起伏のある面を作ったり無くすこと
  • 砂やバラバラの土を取り除く、または押し付ける
  • 露、霜、水を取り除くこと

これらの違反は一般の罰になります。

 

(2)認められている行動

  • 自分の球を確認するため、ルースインペディメントや動かせる障害物を取り除くため、球の箇所をマークする為、また球を拾い上げてリプレースする為などで、合理的な行動をとること
  • 球の直前や直後にクラブを軽く置くこと。ただし、クラブを地面に押し付けることや、バンカー内に球がある際は認められません
  • スタンスをとる際に両足をしっかり据えること(バンカー内など)
  • ストロークを行う、またストローク本番のバックスイングを行うこと。ただし、バンカーの場合はバックスイングで砂に触れてはいけません
  • 自然物が分離しているかどうか知るために動かすこと。ただし、それが生長または付着していることがわかった場合はそのままにしておかなければならず、出来るだけ元の位置に戻さなければなりません
  • その他特定のエリア(ティーイングエリア、バンカー、パッティンググリーン)で認められている行動があるので、各ルールを参照のこと

 

 

[球はあるがままにプレーする]

  • 止まったところからプレーする

原則として、コース上に止まっている球はあるがままにプレーしなければなりません。ただし、

  • 球の現在地からの別の場所でプレーすること
  • 球を拾い上げ、のちにリプレースすること

を規則が要求する、また認められている場合はその限りではありません。

 

[ストロークを行うこと]

ストロークはクラブ全体の動きを管理・操作して、クラブヘッドで球を正しく打つことによって行うことが基本的な挑戦である、と規則で定められています

  • 球を正しく打つこと

ストロークを正しく行う場合、プレーヤーはクラブと球の間に一瞬の接触があるように打たなければなりません。球を押し出す、掻き寄せる、すくい上げるなどの打ち方は違反となります。

また、プレーヤーのクラブが偶然に二回以上球に当たった場合(いわゆる「2度打ち」)、一回のストロークになるだけで罰はありません。

 

《上級》

加えて、故意に足をプレーの線(または球の後方延長線上)を跨ぐことや、プレーの線を踏みながらストロークを行なってはいけません。このルールのみ、プレーの線には合理的な幅を含みません。ただし、偶然そうしたスタンスになった場合や、他のプレーヤーのプレーの線を避けるためであれば、罰はありません。

 

  • アンカリングすること

ストロークを行う場合、プレーヤーはクラブをアンカリング(固定)して行なってはいけません。図を参考のこと

 

注)単にプレーヤーの身体や衣服に触れている場合は違反になりません

 

《上級》

  • 動いている球をプレーすること

プレーヤーは動いている球をストロークしてはいけません。インプレーの球はその球が一箇所にとどまっていない場合は「動いている」ことになります。また止まった球が揺れている(または振動している)が、元の箇所にとどまっている場合は動いていないことになります。この規則には例外が3つあります。

例外1:プレーヤーが本番のストロークのためにバックスイングを始めた後に球が動き始めた場合

→ この状況でストロークしてしまった場合はこの規則ではありません。第四回参照

 

例外2:ティーから落ちつつある球をストロークすること

→ これもこの規則ではなく、罰はありません。第二回[ティーイングエリアの規則](5)を参照

 

例外3:水の中で動いている球

→ 球が一時的な水、またはペナルティエリアの水の中で動いている場合、罰なしに動いている球をストロークできます。また、規則16.17に基づいて救済を受けることができ、その動いている球を拾い上げることもできます。

 

この項の違反は一般の罰です。この規則に違反して行なったストロークはカウントし、さらに2打罰を受けます。