TrackMan FGA Fundamental Spin Loft① Attack Angle & Low point

ここから2つはSpin Loftについて詳しく見て行きます。Spin LoftはSpin Rateを決める大きな要素ですが、ゴルフも球技である以上、スピン量は非常に重要です。

 

「飛ばしの3要素」の1つであるSpin Rateは、ティーショットで飛距離を最大化するためだけではなく、グリーンに乗せる場合、グリーンに近づける場合、アプローチでピンに寄せる場合でも、戦略的にコントロールする必要があります。Spin Rateをコントロールするためには、その根拠となっているSpin Loftをコントロールする必要がありますので、今回はそのうちのAttack Angleを取り上げます。

Attack Angleとは日本語で「入射角」とも言われ、インパクト直後にクラブが水平に対してどの程度上から(または下から)入ってくるかを示す数値です。上から入っている場合をダウンブロー、下から入っている場合をアッパーブローと表現します(図はダウンブロー)。

図:Attack Angle

また、Attach Angleとセットで理解して頂きたいのがLow pointです。これは、インパクトした直後と、スイングアークの最下点の距離を示します。アッパーブローの場合はLow pointがボールの前になり、ダウンブローではボールの先になります。ダウンブローの場合、Attack Angleが強い程、Low pointが大きくなる傾向にあります。

図:Low point

Attack AngleのコントロールはSpin量だけでなく、インパクト効率を求める上でも重要です。直打ちの場合、アッパーブローではボール手前の地面を打ってしまうか、地面に当たらず通過してもトップしてしまうので、ダウンブローが必須になります。

図:直打ち3パターン

 

特にライがいいはずのフェアウエイでも、左足下がりや逆目のライになると、少しでも手前に当たってしまうと大きなミスになりやすく、ラフなどでボールが沈んでいる場合は、よりダウンブローが強くないと手前の芝に大きく影響されます。

 

通常のボールポジションでAttack Angleを強く(ダウンブローに)するためには、グリップの位置を左に矯正することでハンドファーストを強くするのが一般的です。ボールポジションでコントロールする場合、(右打ちの場合)左にボールを置けばアッパーブローに、右に置けばダウンブローに誘導できます。つまり、ライが悪くてダウンブローを強くしたい場合はボールをもっと右に置き、ドライバー等でアッパーブローを強くしたい場合はボールをもっと左に置けば良いのです。

他には、グリップを短く持つとスイングアークが小さくなり、Swing Plane(Fundamental 12 参照)がアップライトになりやすいのでダウンブローに誘導できますし、フルスイングよりも軽めにスイングした方がダウンブローになりやすい傾向にあります。ティーショットでは、ティーを高めに設定するとアッパーブローに、低くするとその逆になります。状況に合わせてコントロールして行きましょう。

 

当然、同じDyn Loftでインパクトすれば、Attack Angleがダウンブローになる程にSpin Loftは大きくなり、Spin Rateが増えます。アイアンショット等でSpin Rateが足りないと判断された場合は、手の位置を左にする、また少し短く持つなどして、Attack Angleをダウンブローに誘導しましょう(ボールポジションを右にすると、Dyn Loftが小さくなるので、逆にSpin Loftが小さくなる可能性があります)。

 

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