TrackMan FGA Fundamental D-plane③ 理想のドロー&フェードボール

ここまで、ボールの飛び出しと曲がりの根拠について学んできました。では実際に「理想の弾道」に近づけるためには何が必要なのでしょうか?

恐らく、大多数のゴルファーが「理想の弾道とは何か?」と聞かれれば「ストレートボール!」と即答したくなると思います。しかし、残念ながらFace to Pathがゼロのストレートボールは、ウェッジなどの短いクラブやアプローチ、パターでしかなかなか実現しません。通常、長いクラブでのショットはLaunch Directionは左右どちらかに飛び出し、その後どちらかに曲がる弾道になります。

図:理想の弾道 青-ドローボール 赤-フェードボール

 

図にある青と赤の2つの弾道は、少し左右に飛び出して、少しターゲットラインに曲がってくる(帰ってくると表現します)ボールです。つまり、Launch Directionも極端に大きくなく、またFace to Pathも小さいボールが理想の弾道と言えます。

では、どのようにすればこのようなボールが実現するのでしょうか?下の図をご覧下さい。

図:2人のドローヒッター 左-セルヒオ・ガルシア 右-ベン・ホーガン

まずは右の写真です。Face Angle(写真ではClub Faceと表記。同義です)がほぼつま先方向(から少し左のようにも見えます)を向き、Club Pathがかなり右の方向を向いています。これですとFace to Passが大きくなりますので、理想のボールよりもかなり大きく左に曲がる弾道になります。

次に左の写真を見ますと(緑の線でとターゲットラインが引いてあります)、Club Path(写真ではSwing Pathと表記。同義です)は確かに右に出ていますが、今回のFace Angleは構えている方向(ターゲットライン)とClub Pathの間に向いています。こうしますとターゲットラインよりも少し右に飛び出し、向いた方向に帰ってくる理想の弾道(今回はドローボール)が実現します。

逆にフェードボールでも同じです。通常のスイングでClub Pathがアウトサイドインになるプレイヤーは、ターゲットラインよりも少し閉じ、Club Pathよりも少し開いた状態でインパクトすれば、少し左に飛び出して右に帰って来る理想のフェードボールになります。

次の「Spin Axis② 縦と横のギア効果」はこちら